しじみ&オルニチン情報室
オルニチンはいつ摂取するのが効果的?
オルニチンは美容と健康に高い効果をもたらす栄養素ですが、目的に応じた摂取のタイミングがあることはご存知でしょうか。せっかく飲み続けるのですから、効果を充分に発揮させたいものですね。
オルニチンの効果を最大限に引き出すための摂取タイミングについて、解説していきます。
目的別!オルニチン摂取のタイミング
オルニチンは様々な効果がありますが、どんな目的で摂るかによって最適なタイミングは異なります。自分が得たい効果が最大限に発揮されるタイミングを知っておきましょう。
食事の前後
基本的に、オルニチンは空腹状態の時に摂るとよいでしょう。空腹の時に摂った栄養素は身体に吸収されやすいため、オルニチンの効果も引き出されます。
また、空腹時は成長ホルモンの分泌が活発になるタイミングの一つであり、成長ホルモンの分泌を促す効果のあるオルニチンを摂るのにもよいタイミングなのです。
気をつけなければいけないのが胃の弱い人です。サプリメントなどで一度に大量のオルニチンを摂ると下痢などの症状が出る可能性があります。そういった場合は食べたものと混ざりサプリメントの刺激が緩和されやすい食後に摂るようにしましょう。
運動の前後
オルニチンには筋力増強効果もあります。効率よく筋肉をつけたい人は運動の前後にオルニチンを摂りましょう。
運動の前にオルニチンを摂っておくと、成長ホルモンの分泌が盛んになる運動中に効果が発揮されます。
成長ホルモンは、子供の身体を成長させるだけでなく骨や筋肉の合成にも役立つホルモンです。オルニチンによってさらに成長ホルモンの分泌量を増加させることにより、筋肉の発達を助けてくれます。また、オルニチンの持つ基礎代謝向上効果により脂肪の燃焼が促進されますので、ダイエットをしたい人にもぴったりです。
また、運動の後にオルニチンを摂ると疲労回復を助け、アミノ酸として働き筋肉の回復を助けてくれます。オルニチンは、スポーツやトレーニングをする人の強い味方でもあるのです。
お酒を飲む前後
オルニチンはオルニチンサイクルと呼ばれる代謝経路を促進する働きがあります。オルニチンサイクルとは、体内で起こるたんぱく質の分解によって生じたアンモニアを分解するというもので、肝臓の主要な働きの一つです。
お酒を飲むと、肝臓は身体の中に入ったアルコールを分解するために働きます。この時、一度に大量にお酒を飲んでしまうと体内のアンモニアが急激に増加するほか、血中に有毒な成分が増えてしまいます。
お酒を飲む前にオルニチンを摂っておくことで血中のアンモニア増加を抑え、肝機能を活性化させてアルコールの分解を早める効果が期待できます。
飲みすぎた時は後から摂っておくこともおすすめです。アセトアルデヒドによる二日酔いを防止するほか、アンモニアが原因で生じる疲労を緩和してくれます。
就寝前
就寝前にオルニチンを摂ることで就寝中に成長ホルモンの分泌が活発になるのを助けるほか、睡眠の質を高めて朝の目覚めをよくすることもできます。
また、オルニチンはストレスによって分泌されるコルチゾールの分泌を抑えストレスを軽減させることも明らかになっています。
過剰なストレスは交感神経を高ぶらせ、睡眠にも悪影響を及ぼします。嫌なことがあっても毎日を健康に過ごすためにも、寝る前のオルニチンはおすすめです。
注意点として、成長ホルモンは血糖値が高いと分泌量が減少するという性質があります。夕食を早めに済ませるか、朝食前の空腹のタイミングに摂るようにしましょう。
オルニチンを摂るときは
用途に合わせたオルニチンを摂取するタイミングについて解説してきましたが、オルニチンを摂る際には併せて注意するべき点があります。一つは長期にわたってオルニチンを続ける必要があるということです。
オルニチンは摂ってすぐ効果が得られるものではなく、数ヶ月、数年と続けていくことで効果を発揮するものです。ライフスタイルに合ったタイミングを作り、無理なく習慣化できるように心がけましょう。
オルニチンの目安量は一日あたり400~1000mgで、より効率よく摂るのであればサプリメントを用いるとよいでしょう。
サプリメントは成分が凝縮されているため、一日数粒飲むだけで目安量のオルニチンを摂ることを可能にしてくれます。しかし、オルニチンを多く摂取しても余剰な分は体外に排出されてしまいます。また、一度に1000mg以上のオルニチンを摂取すると胃痛や下痢を引き起こす恐れがあるとも言われています。ですから、一気にオルニチンのサプリメントを飲むのはあまり好ましくありません。
朝昼晩の食事に毎回合わせるなど、回数を分けて飲むようにしましょう。
(参考URL)
http://しじみオルニチン効果.com/ranking.html
http://www.premieremag.com/ranking.html