オルニチンの血圧改善効果

高血圧は国民病ともいえるほど、身近な症状です。様々な原因が重なって血圧は上昇するため、対策も簡単ではありません。様々な改善策を試みても下がらない血圧には、シジミの成分としてお馴染みの「オルニチン」を取り入れてみましょう。肝臓への働きが知られていますが、実は血圧改善にも有効に作用してくれます。

そこで今回は、オルニチンの高血圧への効果について、ご紹介していきます。

オルニチンと血圧改善の関係とは

血圧は自律神経にコントロールされていて、交感神経が活発になると上昇します。交感神経は本来、血圧を安定させる副交感神経と交互に働き、バランスを正常に保っています。ところがストレスを長期間受けていると、このバランスが崩れ、交感神経だけが活発になり血圧を上昇させてしまうのです。

また、食生活の乱れ、特に食べ過ぎなどで脂肪が蓄積すると、血管の内側にコレステロールが蓄積されていきます。すると血管が固くて狭くなる症状、動脈硬化が進行してしまいます。血液の通りが悪いと、心臓は血液を勢いよく押し出さなければいけません。その結果、血管に負担がかかり、血圧を上昇させてしまうのです。

オルニチンはこれら血圧上昇の原因となる「ストレス」と「脂肪の減少」に肝臓から働きかけ、高血圧の症状を改善します。

肝機能を向上してストレスと脂肪を減らす

肝臓は私たちの活動に必要なエネルギーを作り出す重要な器官です。普段は活発に機能していますが、ストレスが増えると体内に有害物質のアンモニアが増加し、肝臓に蓄積してしまいます。アンモニアは疲労物質ともいわれ、全身の疲労によってさらにストレスを増やすため、より血圧の上昇を招きやすくなってしまいます。

オルニチンはアミノ酸の一種として、全身の機能維持に関わる成分です。特に肝臓でアンモニアを分解する働きに優れ、疲労を取り除くことで肝機能を高め、ストレス軽減効果を発揮します。また、肝機能が向上すると、脂肪の排出を促す胆汁酸の分泌が促され、脂肪を効率よく減らすことができます。オルニチンはこれらの働きによって、高血圧の改善を肝臓から促してくれるのです。

血流を改善して高血圧を改善

オルニチンはアンモニアを分解する過程で、アミノ酸の一種であるアルギニンへと変わります。アルギニンには血管を広げ、血液の流れをスムーズにさせる働きがあり、最終的に再びオルニチンへと戻ります。この働きから、オルニチンは血流改善効果を生み出す効果にも優れ、様々な方向から血圧改善へと働きかけてくれるのです。

オルニチンはどんな高血圧の人でも摂れる?

高血圧の治療を受けている方は約1011万人いるとされ、高血圧状態でありながら治療を受けていない方に至っては、4300万人以上ともされています。一方で健康食品を利用している方の割合は、男性は5人に1人、女性では4人に1人といわれています。

この数字をみると、治療中の方と治療を受けていない方、どちらもオルニチンの利用を検討していても不思議ではありません。では、どんな方でも摂取できるのでしょうか?

降圧剤を服用中の方は医師に相談

オルニチンは体内でも合成されるアミノ酸の一種です。そのため、サプリメントとしても安全に摂ることができます。

ただ、オルニチンと降圧剤との併用は、薬の効果が効き過ぎてしまい、必要以上に血圧を低下させる恐れがあります。薬を服用中にオルニチンを摂取する場合は、必ず医師か薬剤師に相談しましょう。

適切な方法で継続的な摂取が大切

オルニチンは適切に摂取すれば、安全に血圧を下げる効果が期待できる成分です。大きな副作用の報告はありませんが、何らかの薬を服用中の方は自分で判断せず、必ず医師、または薬剤師の判断を仰ぎましょう。

血管は加齢とともに固くなるため、年齢が上がるほど血圧が高い傾向になります。オルニチンを継続的に取り入れ、高血圧を改善していきましょう。