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しじみ&オルニチン情報室

オルニチンは髪の健康にも効果的

オルニチンは育毛・発毛にも効果があることが分かっています。
薄毛に悩む方、いつまでもコシのある艶やかな髪を保ちたい方も、注目すべき栄養素と言えるでしょう。

オルニチンは何故髪にいい?

オルニチンは何故育毛や発毛に効果があるのでしょうか。肝機能の回復を始めとしてオルニチンには様々な効能がありますが、育毛・発毛に関わるのは大きく分けると三つに分類できます。

成長ホルモンの分泌促進

オルニチンは成長ホルモンの誘導体としての働きがあり、脳の下垂体に作用することで成長ホルモンの分泌を活性化させてくれます。
成長ホルモンは骨や筋肉を始めとした身体の組織を作る役割を持っており、髪の主成分であるコラーゲンの生成を促すことで毛髪を育てる役割もしています。また、育てるだけでなく成長途中の毛髪が抜け落ちてしまうことも防いでくれるのです。
しかしながら、加齢やストレス、質の悪い睡眠習慣などにより、成長ホルモンの分泌量は減ってしまいます。歳をとって髪が薄くなった、ストレスや不眠で抜け毛が増えたというのも、成長ホルモンが不足して髪が充分に育たないことが原因のひとつです。

肝機能の回復

意外なことに、肝臓には毛髪とも密接な関係があります。
毛髪は毛母細胞が毛乳頭と呼ばれる器官からエネルギーを受け取り、活性化されることで合成されています。毛母細胞自体は怪我ややけどなどで頭皮に強いダメージを負わない限り死滅することはありません。しかし、充分に栄養やエネルギーが得られないと発毛しづらくなり、生えてきても弱い髪になってしまうのです。
肝臓の中では、体内のアンモニアを分解するオルニチンサイクルと呼ばれる代謝経路が働いています。このサイクルはミトコンドリア内部にある、エネルギーのもとを作るTCAサイクルという代謝経路と関わりがあります。
アンモニアは、体内に蓄積することで疲労感や疲労臭と呼ばれる独特な体臭の原因になるほか、TCAサイクルの働きを阻害し、エネルギーが作られにくい身体にしてしまいます。
オルニチンは肝臓に作用することでオルニチンサイクルを活発にし、アンモニアの分解を助けてくれます。これによってTCAサイクルも阻害されにくくなりますので、髪にもエネルギーが行き届くことでしょう。
また肝臓からは細胞そのものの活動を活性化させる成分も分泌されています。オルチニンの肝機能向上効果により、毛母細胞も活発になり健康な毛髪を保てる効果が期待できます。

アミノ酸としての役割

オルニチンは遊離アミノ酸でもあるため、アミノ酸としての働きも持っています。
オルニチンは体内で複数のアミノ酸が結合してできるポリアミンに変化します。このポリアミンが細胞の成長因子として働き、細胞分裂を促して新陳代謝を高めてくれるのです。
ポリアミンは毛母細胞も活発にしてくれますので、どんどん新しい髪が作られるようになります。
ポリアミンは、薄毛に悩んでいない人でも加齢とともに減少していくものです。いつまでも健康でボリュームのある髪でありたいと望むのであれば、オルニチンで予防していくことも大切と言えるでしょう。
また、オルニチンはプロリンというコラーゲンを合成・強化するアミノ酸に変化する役割もあります。

オルニチン摂取のコツ

髪の健康を保つためオルニチンを摂取するには、いくつか注意点があります。
まず、毎日続けることが大切です。オルニチンの効果は二、三日ですぐに現れるというものではありません。
オルニチンの一日あたりの目安量は400~1000mgとされています。400mgを食品に換算するとしじみでは約2300個、しめじでは約1.7パックの分量です。継続して摂取するとなると、なかなか厳しい分量ですね。効率的に摂取するのであればサプリメントを利用しましょう。
サプリメントを選ぶ際は、髪の成分を作るアミノ酸、髪の栄養吸収を促すビタミン群や亜鉛を一緒に摂れるものを選びましょう。食事に取り入れるのもおすすめです。
また、摂取するタイミングも重要です。オルニチンの効果でもある成長ホルモンの分泌促進効果を充分に発揮するためにも、成長ホルモンの分泌が活発になる睡眠中、運動時、空腹時に合わせて摂取しましょう。就寝前、運動の前、起床時がおすすめです。注意点として、就寝中に血糖値が高い状態だと、成長ホルモンの分泌が妨げられるおそれがあることです。食事をしてから血糖値が落ち着くには6時間程度かかりますので、夕食と就寝の時間をなるべく離して摂ることも大切ですが、どうしても難しい場合は起床時に摂るとよいでしょう。

まとめ

オルニチンは成長ホルモン分泌促進、肝機能の回復、アミノ酸としての働きにより育毛や発毛の効果も期待できる成分です。
効果を得るには継続的な摂取が大切です。髪に必要な栄養であるアミノ酸、ビタミン群、亜鉛と併用し、サプリメントや食事に取り入れましょう。摂取タイミングは就寝前、運動前、起床時がおすすめです。

(参考URL)
http://www.er-cougars.jp/moss.html
http://www.provia-climatechange.org/moss.html